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いよいよ桜の季節がやってくる!! [ほっこり文化]

3月終わりから4月中旬にかけて、京都にも桜の花見の季節到来となる。

温暖な気候の中で、あの綺麗な桜を観ると、気の滅入る時でもついついウキウキしてしまうものである。

京都で有名な所をザクッと挙げると・・・・

東山エリア・・・高台寺・円山公園・祇園白川・知恩院・青蓮院・平安神宮
南禅寺・永観堂・京都御苑・哲学の道・蹴上インクライン


洛北エリア・・・平野神社・上賀茂神社・常照皇寺・大原 三千院・原谷苑・鞍馬寺


洛南エリア・・・城南宮 神苑 楽水苑・醍醐寺・毘沙門堂・勧修寺・東山自然緑地・石清水八幡宮


洛中洛西エリア・・・嵐山・二条城・天龍寺・常寂光寺・仁和寺・龍安寺


等が挙げられる。その他にも、良いところは色々あるが、他府県の人にはなかなか分かりづらいかと思う。


京都市内の有名なところは、ライトアップなどで、肝心な桜が傷んできているという人もいる。

自然な美しさを求め、洛外の穴場を探している人が増えてきているのも事実である。


桜の季節を感じることを優先するならば、わざわざ遠方まで出かけなくても、近隣の桜の花が咲いている場所を見つけて、楽しむというのが良い・・とあるお坊さんは言っていたが、確かにそうかもしれないが、行く道中の楽しみ・大勢の中で桜を観る楽しみ・やはり、桜の木の下で酒を飲んで浮かれる楽しみというのがあると思う。

昔から伝わっている花見の文化は、ここで廃れるようなことがあってはいけない。


江戸時代中期の歌人で太田垣連月尼という方が

宿貸さぬ 人の辛さを 情けにて 朧月おぼろづき夜よの 花の下臥し

という詩を残している。

旅先で、宿泊する場所を探して、色々なお家に一晩泊めてほしいとお願いをしたが、すべて断られてとうとう野宿をすることになり、桜の木の下で横になっていると、月明かりで、とても美しい桜を観ることができて、そのすばらしさを感じることができたという境界だそうである。


宿は多分、普通の家であれば誰も貸さないと思うが・・・。

理想の境界にはなかなか近づけないものである。


京都市内は、花見の季節、紅葉の季節共に大変な混み具合となるので、人混み・渋滞を避けたいということであれば、大阪か滋賀などの隣接府県が良いかもしれない。


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アミノ酸といえば高級茶を思い出す。 やはりペットボトルの方がいい? [ほっこり文化]

日本文化には欠かせない緑茶。 

今は、ペットボトルのお茶が席巻している。 子供達も、このようなお茶、或いは麦茶などを好んで飲んでいるようである。

お茶の文化は、聞くところによると、平安時代の嵯峨天皇の頃にはすでにわが国に伝わってきているという記録がある。さらには、まだまだ古い時代に伝わってきたのであろうと推察できる。

まだ薬として扱われていた頃はとても高級なものであったため、一般の大衆にはとてもではないが入手することができなかった。

抹茶法が伝わってきたのは鎌倉時代とされる。 色々な歴史は諸説もあろうが、今我々がもっとも身近で気軽に飲んでいるのが煎茶である。地域によっては抹茶という所もあるが・・・。

煎茶でいえば江戸時代に伝わった喫茶法、急須に茶葉を入れてお湯を入れ、茶を淹れるという文化が今も実践されてはいるが、だんだんとその文化も離れつつある。

気軽に飲める美味しいお茶、その喫茶法は後世に伝えていかなくてはならないものであると思う。

ペットボトルのお茶もいいのだが、体によい影響をあたえるものは、急須を用いて淹れるお茶には叶わないのではなかろうか。

高級茶ほど、冷ましたお湯でゆっくりと淹れる・・・・よく聞く言葉である。

玄米茶、ほうじ茶、番茶などは、熱いお湯で短時間に淹れる方が良いといわれている。


この入れ方は、日本茶の代表的な味の成分であるアミノ酸とカテキン類の特性を利用したものである。

お茶にはたくさんの成分が含まれているが、そのバランスで味がきまる。

代表的なものが、うま味や甘みのあるアミノ酸と、苦渋味の成分のあるカテキン類である。


アミノ酸は低い温度で溶けやすく、カテキン類は高温で溶けやすくなる特性がある。
お湯の温度が高いほど、苦渋味が強くなるということである。


また、上級茶と下級茶ではアミノ酸の含有比率が大きく異なる。上級茶には下級茶の数倍の量を含んでいるが、カテキン類は、上級下級共に多くの量を含んでいる。

上級茶の本来の持ち味である濃厚なうま味をだそうとするのであれば、温めのお湯でゆっくりと淹れるのが良いとされている。


下級茶の場合は、元々あまりアミノ酸をあまり含んでいないので、熱いお湯で一気に淹れることによって、香りを引き出し、カテキンのさわやかな苦渋味を楽しむ入れ方が一般的である。


お茶の楽しみ方はさておき、アミノ酸というものを体内に入れるということを少しは考えた方がいいかもしれない。


お茶を喫するのであれば、お菓子もつけて楽しくまた美味しく頂きたいものである。

小学校3年生からの習字の授業 [ほっこり文化]

小学校に入学して、3年が経つといよいよ習字の授業がはじまります。


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うちの子供は、母親から『女の子なら絶対に字が上手にならないとダメだから、保育園から習いなさい』といって親しい書道の先生へお願いをして、習い始め、今に至っています。今年から4年生となりますが、少しは上達したように思います。 先生の辛抱強いご指導の元、どうにか頑張れているようです。途中、やる気がなかったり、やる気が少しでてきたり、週に1回のお稽古・・・。後から入ってきた同級生に追い抜かれても悔しがってクサることなく(少しは悔しがってほしいのですが) 現在に至っています。  気持ちが少しは安定してきた感があります。


習字道具は教室に通わせる時に購入したものですが、書道の先生からお道具の手入れをきちっとするようにと1つ1つ教わっていますが、根っからの面倒くさがりやなので放ったらかしという悪い癖が稀にでてきます。
筆の手入れ、硯の手入れ等とても面倒かもしれません。


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休日に、お習字の練習でもしたらと言うと、「後片付けが面倒くさいからやらない」と答えてきます。気持ちはわからないでもないですが・・・・普段の字が汚いのでとも思うので少しくらいはお稽古をしたらいいのにと、ついつい思ってしまいます。ただ、真剣に書くときれいに書けるのにという旨も本人に伝えているのに・・・

小学校3年になり、習字を学校でも習うことになりますと、学校のほうから習字道具を薦められます。我が家は習字道具はあるので、新しく購入することはありませんが、子供は、他の同級生と同じ道具をほしがるので、「あるから買わなくてもいい」と何度も言い聞かせ、やっとあきらめたようです。


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学校の指定ではなく、どんなものでも良いということでしたら改めて買うならこれかもしれません。




あまり派手なもの・可愛らしいものは、その時はよいかもしれませんが、大きくなるとやはり気恥ずかしくなってくるようにも思います。

また買い換える? そんな贅沢はできません。 丁寧に手入れをし大切に扱う・・・これにつきると思います。
大きい筆は1000円位   小筆は200円~300円位なもので十分かと思います。
書道の先生のアドバイスを聞きながら、吟味して買うのがいいでしょう。




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文化庁って一体どんな仕事をしているの? 素朴な疑問 [ほっこり文化]

以前から、『文化庁』と、それらしき名前のものは、なんとなくわかっているように思っていましたが、実際には一体どんなことをしているのかなぁと、ちょっと気になって調べてみました。

只、文化財を保護しているというだけのものでもなさそうですね。 勿論それが主でしょうが・・・。


yun_4418.jpg Photo by (c)Tomo.Yun


私が、最初に特に携わったのは、刀剣でした。 刀剣の登録証を紛失したので、再度登録が必要ということで京都市の文化財保護課に行って順序を教えて頂き、警察署へいって手続きを踏み時間をかけて何とか許可書を手中にして大切に保管をした覚えがあります。 今から約15年程前のことでした。

今では、諸事情があり手放してしまいましたが・・・ 懐かしい思い出です。

確かに文化財は本当に大切にして後世に伝えていかなければならないと思います。
あるお寺の住職から仏像及び、堂宇を京都市の指定文化財に登録してもらうにあたり、かなり苦労をしたとのことでした。  京都や奈良は、古い建造物が多くありすぎて中々見向いてくれない・・・。なんとか知恵を絞ってこぎ着けたということです。


指定を受けたら、修復するにあたっては事細やかに許可を受けなければなりません。

一度、『これくらいならいいだろうと思い、本堂の一部を修復したらものすごく市から怒られた』と言っていました。

また、鎌倉時代からある仏像が埃だらけなので、掃除をしたら、表面が剥がれてきた・・・・市に報告すると触るなとまた怒られたとのことでした。

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指定文化財の建造物を修復すると3分の2を負担し、のこりの3分の1を市が負担してくれるというような事を聞きました。今はどのようになっているかしりませんが・・。

いくら負担をしてくれるといっても、修復するには、自分で費用の全額を用意しなければならないといっていました。  檀家が無い寺なので、会社勤めで朝から夜遅くまで必死で働いて貯めたお金でお寺を護持していかなければならないと常に言っていて実際にそれを実行していたので、本当に凄い方だと感心したものです。


金額は、普通の家ではないので、今まで寺につぎ込んだお金は大体2億円を超えるとボソっと言っていたのを聞いてまたびっくり!! 自分にはとてもではないが無理!! という感想です。

yun_4424.jpg Photo by (c)Tomo.Yun


文化財・・・「有形文化財」 「無形文化財」 「民族文化財」 「記念物」 「伝統的建造物群」 これらのうち重要なものを重要文化財、史跡名勝天然記念物等として国・県・市町村が指定して保護の対象としています。

埋蔵文化財・文化財保存技術(伝統的な技術・技能)も保護の対象とされています。


yun_6015.jpg Photo by (c)Tomo.Yun


また、文化庁の国語に関する世論調査もあるようです。

我々が今でもよく使う言葉で間違いやすいとされるものを少々・・・

煮え湯を飲まされる

1,敵からひどい目に遭わされる   2,信頼していた者から裏切られる


うがった見方をする

1,疑って掛かるような見方をする  2,物事の本質を捉えた見方をする


雨模様

1,小雨が降ったりやんだりしている様子   2,雨が降りそうな様子


世間ずれ

1,世の中の考えから外れている     2,世間を渡ってきてずる賢くなっている


答えはいずれも 2 ですよね! といって、少し迷った答えもありました・・・。  


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我が国の大切な文化はみんなで守っていかなければならない・・・のはよくわかりますが、本音はお金がかかる! ですが、普段から人や物を大切にする気持ちを一人一人が心がけるのもまた文化かなと思います。

育んで行きましょう!



ホワイトデー 喜ばれるものは何? [ほっこり文化]

毎年、気になるホワイトデー。 今年もやってきますね・・。

ところでホワイトデーって、一体いつ頃から誰が仕掛けたのでしょう?

以前、バレンタインデーと共にお菓子の業界が仕掛けたっていうことを聞いたことがあったのでちょっと調べてみました。

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欧米には無い文化となります。

発祥は日本! バレンタインデーが定着するに従って、菓子業界ではそれにお返しをする日を作ったらどうかという案が出されて、昭和40年代に入って以降、個々に独自の日を定めてビスケットやマショマロ、キャンディー等を「お返しの贈り物」として宣伝販売するようになったそうです。


『君からもらったチョコレートを僕の優しさ(マショマロ)で包んでお返しするよ』とマショマロデーとして売り出し、その後、クッキーやキャンディなどをこの日に発売する菓子店が続出し、やがて全国へ広がったという説もあります。

マショマロ云々の台詞は今なら『クサイ』セリフかもしれませんね(^_^;)


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何故3月14日になったのでしょう?


西暦269年2月14日、兵士の自由結婚禁止政策に背いて結婚しようとした男女を救う為にヴァレンティヌス司祭は殉職したが、その1ヶ月後の3月14日にその2人が改めて永遠の愛を誓い合ったといわれていることに由来するとされる説が有力です。

また、『ホワイト』は、縁起が良いという意味があるということでバレンタインデーの1ヶ月後にホワイトデーを設定したという説もあります。

現代では、お返しの品は、菓子以外にアクセサリーやペア時計等、より多くの予算が使われているようです。

九州を中心として、シャンパンを贈るという活動が展開されていて今では全国に広がっているというような事も聞き及んでいます。


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少し前のアンケートになりますが、本命の相手からお返しに欲しいもののランキングがあります。

1位 アクセサリー
2位 お菓子
3位 インテリア
4位 アロマグッズ
5位 紅茶・ハーブティー

その他、レストランでの食事・旅行・バッグ、何でも良い!

アクセサリーやバッグ等は、サプライズプレゼントより一緒に行って女性と共に選んだ方がいいのかもしれません。


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ホワイトデーの仕掛け人となった、ホームラン製菓、カンロ、篠崎製菓、宮川製菓、扇雀飴本舗、みやこ飴本舗等の代表者達が何とか業界を活性させようと非常に苦労された結果が、今では菓子業界はもとより多岐に亘る業界が活性しているという結果につながった事実は、素晴らしい功績ではなかろうかと思います。

『単なる業者がお金儲けのために適当に考えた』という安易な考えは、調べているうちに吹っ飛んでしまいました。

では、良いバレンタインデーをお迎え下さい。

呪術の名残?雛祭り! [ほっこり文化]

今から40年以上前のことになりますが、我が故郷の実家では、桃の節句になると必ず雛人形を蔵から出して飾り付けていました。五段飾りのものでした。その雛人形は、母が子供の頃、祖父に買ってもらった大切なものだったそうです。

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きちっと管理していたつもりであったが、母の父の仕事に合わせて何度も引っ越しをするその度に、人形が欠落したり、紛失したりで元々7段飾りのものだったのが5段飾りの数になってしまったそうです。

私には3歳違いの妹が居るので、その妹が生まれたらその翌年の桃の節句から毎年必ず飾り付けをするようになりました。

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人形を飾り付けする時、後かたづけ等を手伝うのはある意味楽しみでした。

今はその雛人形はどこへいったのか不明です。妹が嫁ぐ時に一緒に持っていったものなのか(多分無い)或いはもう処分してしまったのか完全に紛失してしまったのか・・・。故郷の実家も元の家から少し離れた所に新築したので引っ越しの時に紛失してしまった可能性が高いようです。

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ところで雛人形は何故飾られるようになったのか、また、どのような役目をしていたのかちょっと調べてみました。


上巳の節句 桃の節句といわれています。

室町時代紙で作った人形で体をなでて穢れを移して川や海に流すことで無病息災を祈った「流し雛」の風習と「人形遊び」の風習が結びつき貴族の間で人形を飾り、女の子の健やかな成長と幸せを願い現在の「ひな祭り」となったそうです。

女の子が生まれて初めての節句を「初節句」といい、嫁方の親が子供の身代わりとなって災いが降りかからないようにという思いがこめられた雛人形を贈るというのが大まかな流れです。

厄除けとなる「桃の花」  体から邪気を祓う為の「お白酒」  よもぎの香気が邪気を祓うという草もち  子供の健康を祈る親の気持ちの現れである「ひし餅」(人の心臓をかたちどっている)と、女性の貞節を教えた「蛤」が供えられるということで、それぞれ意味あるようです。

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3色(白・青・桃)はそれぞれ、雪の大地・木々の芽吹き・生命を表しており、この3色のお菓子を食べることで健やかに成長できるという素晴らしい意味があるそうです。(自然のエネルギーを授かるという考え)

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昔から伝わってきているものは、ちゃんとした意味があるということを再認識しました。
中には迷信ということもあるでしょうが、それはそれとして良い文化として捉えたら、後生へ伝えていけたらいいなぁとおもいます。
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和菓子って美味しい? 和菓子にはやはりこれ! [ほっこり文化]

頂いて嬉しい高級和菓子♪ でもあまり多くは食べられません・・・。現代の若い世代は和菓子離れが加速していっているようです。 お茶請けとなる和菓子は、やはり緑茶がないと甘くて、食べても精々2個までですよね。
その緑茶離れも甚だしいのですから、当然和菓子も段々と離れていってきて当然かと思われます。

我が子に和菓子を与えても見向きもしません・・・。いつも、お茶以外の飲み物とスナック菓子に手を伸ばしています。 子供のお友達も殆どそのようです。

若い世代にあまり人気のない和菓子のことについて記してみました。

和菓子とは、明治以前から我が国独自で考案したお菓子、
奈良・平安時代に中国の唐から渡来してきたお菓子、
安土・桃山時代に南蛮等より渡来した菓子類を総称して言います。

また、水分含量によって分類されます。
30%以上含むもの生菓子
 もちもの、蒸し物、焼きもの、流しもの、練りもの、揚げもの

10~30%のもの半生菓子
 あんもの、おかもの、焼きもの、流しもの、練りもの、砂糖漬けもの

10%以下のもの干菓子
 打ちもの、押しもの、掛けもの、焼きもの、あめもの、揚げもの、豆菓子、米菓

大まかに分類すると以上のようになります。

下記の画像は、煎茶道での一コマです。お菓子が少し大きいですが、一般的な煎茶道では、先ずお茶を頂き、次にお菓子を頂き、最後に一煎のお茶を頂きます。お菓子が大きいと2回に分けて(一煎目と二煎目の間・二煎目の後)頂くのもいいですね。

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雰囲気のある茶室等で頂くと本当に尚一層、和菓子が美味しく感じられます。 おススメします。
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