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呪術の名残?雛祭り! [ほっこり文化]

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今から40年以上前のことになりますが、我が故郷の実家では、桃の節句になると必ず雛人形を蔵から出して飾り付けていました。五段飾りのものでした。その雛人形は、母が子供の頃、祖父に買ってもらった大切なものだったそうです。

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きちっと管理していたつもりであったが、母の父の仕事に合わせて何度も引っ越しをするその度に、人形が欠落したり、紛失したりで元々7段飾りのものだったのが5段飾りの数になってしまったそうです。

私には3歳違いの妹が居るので、その妹が生まれたらその翌年の桃の節句から毎年必ず飾り付けをするようになりました。

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人形を飾り付けする時、後かたづけ等を手伝うのはある意味楽しみでした。

今はその雛人形はどこへいったのか不明です。妹が嫁ぐ時に一緒に持っていったものなのか(多分無い)或いはもう処分してしまったのか完全に紛失してしまったのか・・・。故郷の実家も元の家から少し離れた所に新築したので引っ越しの時に紛失してしまった可能性が高いようです。

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ところで雛人形は何故飾られるようになったのか、また、どのような役目をしていたのかちょっと調べてみました。


上巳の節句 桃の節句といわれています。

室町時代紙で作った人形で体をなでて穢れを移して川や海に流すことで無病息災を祈った「流し雛」の風習と「人形遊び」の風習が結びつき貴族の間で人形を飾り、女の子の健やかな成長と幸せを願い現在の「ひな祭り」となったそうです。

女の子が生まれて初めての節句を「初節句」といい、嫁方の親が子供の身代わりとなって災いが降りかからないようにという思いがこめられた雛人形を贈るというのが大まかな流れです。

厄除けとなる「桃の花」  体から邪気を祓う為の「お白酒」  よもぎの香気が邪気を祓うという草もち  子供の健康を祈る親の気持ちの現れである「ひし餅」(人の心臓をかたちどっている)と、女性の貞節を教えた「蛤」が供えられるということで、それぞれ意味あるようです。

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3色(白・青・桃)はそれぞれ、雪の大地・木々の芽吹き・生命を表しており、この3色のお菓子を食べることで健やかに成長できるという素晴らしい意味があるそうです。(自然のエネルギーを授かるという考え)

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昔から伝わってきているものは、ちゃんとした意味があるということを再認識しました。
中には迷信ということもあるでしょうが、それはそれとして良い文化として捉えたら、後生へ伝えていけたらいいなぁとおもいます。
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